17. フレームワークの意味


第17話では、「フレームワークの意味」についてご紹介しております。

是非ご覧くださいませ。

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ビジネスにおけるフレームワークやプロジェクトマネッジメントにおける知識標準を抽象的なものでしかなく、
実務で使えるものではないと片づける方がいます。これは自己矛盾とも言えます。
なぜなら、フレームワークや知識標準は実務経験の積み重ねから導き出され抽象化されたベストプラクティスであるからです。実務経験の積み重ねだけでは、時と状況が変われば使えないものです。
一方、実務経験から抽象化されたノウハウは時と状況を見極める基準になり、
再利用を意図して体系的に整理された知識群となります。

フレームワークや知識標準は「問題意識を持ちながら実務経験を積み重ねた実務者だけに価値が分かるもの」であるために、「意味がない」あるいは「使えない」という評価に結びついてしまいがちなのです。
David Halberstam氏の著書“The Best and the Brightest”に面白い一節があります。
ケネディ政権を皮肉った文なのですが、“the difference between intelligence and wisdom, between the abstract quickness and verbal facility which the team (JFK’s) exuded, and true wisdom, which is the product of hard-won, often bitter experience.”と云う訳です。
知恵を知識とは異なる知恵と認識するためには、実社会の実務において辛酸を舐める事が必要です。

CIOMS Working GroupⅧのシグナル検出手順も長年に渡り製薬企業のファーマコビジランス業務を
経験したプロフェッショナルが、失敗や成功を元にして纏め上げたフレームワークです。
一方、我々アリスグローバルの製品群も、製薬業界の皆様の厳しいご意見やアドバイス、それも日本だけでなくアメリカやヨーロッパのお客様のノウハウを長年に渡り吸収した成果が結実したものです。

実際のプロジェクトにおきまして、一見お客様の実務には当てはまらない機能があります。
しかし、そこで「なぜここはこうなっているのか」を必ず自問する事が必要になります。
その結果、より良い業務プロセスの提案に繋がる事があります。
アリスグローバルの製品が実現するフレームワークを通じて、
何か皆様のビジネスの改善に繋がるお手伝いが出来ないか「考える」仕事をしております。

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次回の記事は、「外国産のソフトウェア」をテーマにして投稿致します。